素人がSSDを導入するときに選ぶコツ 【第1回】 3/3

選び方のポイント

SSDに搭載されるメモリには2種類が存在
SSDにはSLC(Single Level Cell)MLC(Multi Level Cell)の2種類があります。SLCに比較して、MLCの方が価格が安価にできますが、書き込み速度が遅く、書き換え可能回数も減少しています。しかし、最近ではコントローラとMLCメモリの品質が良くなっているため、一般的な使用している限り、MLCでもかなり高速な動作をしますし、寿命などはあまり気にする必要ないでしょう。

容量について
基本的にはSSDの価格は下がる一方であり、容量は今後も増加していくと考えられます。購入時期が難しいが、なるべく新しいモデルを購入するのをお勧めします。
接続インターフェイスについて
シリアルATAが主流ですがメーカーによってはIDE接続のSSDは販売してます。ですが、2.5インチHDDを搭載している(IDE接続の)ノートPCへの換装向けが殆どです。ただし転送速度がシリアルATAと比べ遅いのでSSD特有の速度のメリットが殆どありません。価格も同容量のシリアルATAのSSDと比べ高いです。

主なSSDメーカー

2011年現在SDDを販売するメーカーは、数十社以上あります。その中でも、最近話題になっているメーカーをいくつかまとめました。

素人がSSDを導入するときに選ぶコツ 【第1回】 2/3

SSDとHDDを比較

では実際のドライブを使って比較をしていきます。比較する用に選定した2つのドライブは、SSDは「Crucial m4 CT128M4SSD2」とHDDは「WESTERN DIGITAL WD20EARX」を使っていきます。

Crucial m4 CT128M4SSD2

WESTERN DIGITAL WD20EARX

一番目に付くのは両者の価格が大幅に違うことです。独自に調査したところ、HDDのWD20EARXは2TBのモデルで市場価格の最安値が約5,600円前後、一方、SSDのCrucialの128GBモデルは市場価格で約15,000円前後とかなりの差があります。

いずれのドライブもインタフェースは3GbpsのSATAを採用し、高速なキャッシュ・メモリーを搭載して読み込み・書き込みの高速化を実現しています。なお、キャッシュ・メモリーの容量はHDDが64MB、SSDが256MBを搭載しています。

コールド・ブート/再起動時間

コールド・ブート(電源停止状態からの起動)についてはSSDのCrucial m4のほうが格段に速いです。Windows 7の起動では、Crucial m4が35秒しか操作ができるまでの時間しかかったのに対し、HDDのWD20EARXは45秒とかなりの差があります。

以下の動画は、今回比較対象のドライブではありませんがSSDとHDDの起動時間の違いが明らかに異なることが分かる動画です。

ベンチマークで比較

以下の表がベンチマーク結果です。ベンチマークとは各デバイスの性能を測るためのソフトのことですが、このソフトを使うとSSDはシーケンシャルリードが大きく伸びているのがわかります。また、ランダムリード・ライトの項目ではHDDとかなりの差があります。

このベンチマーク結果が体感に直接影響があるわけではありませんが、SSDがHDDに比べてとても高速なことがわかると思います。

SSD/HDD Crucial m4 128GB (SSD) WD WD20EARX (HDD)
Sequential Read 522 MB/sec 127 MB/sec
Sequential Write 187 MB/sec 105 MB/sec
Random 4k READ 28.94 MB/sec 0.918 MB/sec
Random 4k WRITE 82.78 MB/sec 0.742 MB/sec
SSDとHDDの消費電力
Akiba PC HotlineのIntelの320シリーズ [新製品]Intel SSDSA2CW600G3K5 (2011年4月16日)の説明に、「消費電力はアクティブ時150mW、アイドル時100mW(510シリーズはそれぞれ380mW、100mW)」と記載があり、これはSSD全般に言えることで、かなり省電力なデバイスです。

CrucialのSSDでも同じようなことが言え、Crucial RealSSD C400(m4)では、ロード時でも2Wに満たない消費電力となっています。省電力なHDDと言われているWD20EARXでも最大で6W前後まで電力を消費するのでSSDがどれだけ省電力化は一目瞭然だと思います。